大阪工科のデメリット・懸念点

このブログでは大阪工科の、ある意味“いい所”を紹介してきたわけなのですが、今回はその逆。
“悪い”と思うところを紹介していきたいと思います。

ですが前提として、私も、大阪工科もまだ半年しか在籍していませんし、もちろん大学自体もまだ半年しか稼働してはいません。

なので、大阪工科の1年前期を終えて経験したことのみで記事を作成しています。

なので、まだまだ大阪工科の全てを知っているわけではありませんが、ご一読いただければ幸いでございます。

 

前置き

 

私がこの記事で書く内容の中では、大阪工科の嫌いな部分を書きたいわけではありません。

この講義が~とか、この部分が~、というのは人それぞれであり、私が嫌いな部分であっても、誰かが気に入っている部分かもしれません。なのでこの記事では取り扱いません。

今回はそういった部分ではなく、単純に大阪工科が他の大学と比べて劣っていると感じる点や、入学を検討する際にデメリットや懸念点になりかねないという観点からお伝えできればと感じています。

また、この記事で書かれている情報につきましては、誤情報等があった場合は随時修正して参ります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

新設校である

 

大阪工科は、2021年4月に開学した新設校であるという点です。

何を当たり前のことを言ってるんだとお思いの方もいると思いますが、これが大きなデメリットの1つだと、私は考えています。

今の大学には、学歴が求められる風潮が強いです。ですが新設校である大阪工科では、社会に対しての信用や信頼を得られてはいないと私は考えています。

私が考える学歴とは、大学を卒業した人間が、社会に対してその知識や技能でどれだけ貢献したかを表している物であり、大学を卒業した人の社会貢献の積み重ねによって、始めて大学にもたらされる物だと考えています。

私の考える学歴というのが正しいのであれば、大阪工科には社会からの信用・信頼がありません。
就職という意味合いでは、この大学を社会や企業から信じてもらえるかどうかはまだ分からないのです。

大阪工科は専門職大学という、新しい制度を持つ大学という一面もあります。なので、こうした社会貢献ができる人材を育てる事に特化した大学でもあるという事です。

ですが、社会や企業の方からすれば、実際の所は分からない。信用できないという気持ちがあるのは、考えてみても理解できるものだと考えています。

専門職大学という、言ってしまえば専門職に就くための大学なのに、肝心の企業や社会からの信頼が得られていないというのは、1つの問題点であると考えます。

ですが、これらの問題の解決方法は、時間以外にはないと私は考えています。

実際に大阪工科の学生が社会に出て貢献した時、初めて信頼や信用を勝ち取れるのだと考えています。逆に言えば、それ以外の対策はあまりないのではないでしょうか…。

と言っても私も一期生の1人です。大阪工科の卒業生として初めに社会に出て活躍しないといけないので、他人事の様に言っていますが、自分事なんですよね…。(笑)

そして、これらの考えは私個人の考えであるため、学歴の考え方や感じ方。また大阪工科の立ち位置など、様々な物事の捉え方があり、違う考えを持っているのも当然だと思いますし、自分の考えに間違いはないというつもりもありません。

ですが“大阪工科の学生の一人”として、大阪工科にこのような考えを持っている学生もいるという事さえ頭の片隅に入れていただければ、幸いです。

 

システムの甘さ

 

そして次に、新設校であるからこそ、大阪工科のシステムや教育を行う上での体制などが完全に整ってはいないのではないかという物もあります。

これに関しては、学生として前期を受けてみた感想として、対応に何か大きな不満であったり、「これはやばいんじゃないか?」といった問題を感じた点はありませんでした。

もちろん学生としての視点しかないです。裏方や教員方の仕事などがどうなっているのかはわからないので、参考までにしてほしいです。

今はいいように見えていますが、これが生徒が増え、4年後、最大人数になった時にどうなるのか。というところも分からないのです。

まだ大阪工科は半年しか稼働していません。そしてこの問題もまた時間でしか解決できません。

ですが今後生徒が増える・インターンが始まるといった変化が起きた時に、サポートに不備が生じる可能性もあります。

教員方においても、全てが初めてだと思うで、失敗する可能性というのは常にあると私は考えています。
この可能性は0にはできません。

ですが、私は正直そこまでこの問題を重視はしていません。何とかしてくれると思っています。(笑)

この何とかしてくれるというのは、前期の手厚いサポートを見ての信頼の表れとして受け取っていただけたらと思います。

 

学費の問題

 

大阪工科のデメリットとしてもう1つ挙げられるのは、『高い』という事です。

これは“学費が高い”という事なのですが、数字も含めてお伝えしていきたいと思います。

まず始めに、2021年度の大阪工科の初年度の入学金としては、

デジタルエンタテインメント学科:総額148万円

情報工学科:総額144万円

となっています。

1年次には入学金28万円がプラスされるので、初年度のみ

情報工学科:総額172万円

デジタルエンタテインメント学科:総額176万円

となります。

これは一般的な大学の平均から見ても恐らく高いです。初年度が約170万円。次年度からは約150万円ほどになります。これを4年間で合計すると

情報工学科:総額604万円

デジタルエンタテインメント学科:総額620万円

となっています。これは単純に交通費や、一人暮らしする場合等の様々な費用ではない純粋な学費のみでの計算です。

 

大学の平均的な学費を私立・国立に分けて記載しておくとこのようになります。

私立文系: 約100~120万円ほど
私立理系:約140~160万円ほど
国公立大学:約80万ほど
(全て入学金含む)

今回は全て入学金が含まれているので、初年度での計算となります。

一応大阪工科も理系の大学ではあるため、理系大学と比べるのが良いかと思いますが、それでも理系大学の平均値を超えたあたりにいます。

やはりと言ってはあれですが、大学はお金がかかるものです。そして大阪工科はその平均さえ大きく超えてしまいます。

そしてこのデメリットを真に背負うのは、大体のご家庭の場合は両親などになるのではないでしょうか。

もちろん学生自身がバイト等をして、自分で学費を負担する場合もあるかとは思いますが、それでも負担は計り知れない物になります。

大学という大きな選択の中で、”学費”は大学選択の中でも大きな要素となると思います。

大阪工科にはこういった側面があるという事も、知っていただけたら幸いです。

 

最後に

 

いかがだったでしょうか。

これら1つ1つはデメリットですが、大学という人生の大きな決断を行うにあたり、どうしてもついてくる問題ではあると思います。

“社会からの大学における信用が怪しく、これからのサポートにも不安が残り、それでいて高い。”

まあ一言でまとめてしまうとこういう一文になるわけですが、これだけ聞くと心の底から不安になると思います。(笑)

ですが、前期を過ごしてみてこれからのサポートに関しては大丈夫だと思いましたし、
大阪工科にはこれと同じ以上のいい所もあると私は考えています!

ですので、このブログ等を通してで大阪工科の良い所、悪い所を見極めて頂ければと思います。

そして今回話した内容の中には、いくつか私の考え等が含まれており、それらが決して全て正しいというわけではありません。
ですが学費に関して等、大阪工科にはデメリットや懸念点のようなものもあるという事を知っていただけただけでも、私としてはこの記事を書いた意味があると考えています。

もちろん大阪工科には悪い所だけではなく、いい所もたくさんこのブログで紹介しているので、それらも見て大阪工科についてより知っていただければ幸いです。

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