大阪工科の概要紹介④「インターン」「実務家教員」「教員の連携」「補講」

大阪工科の特徴や、生徒にしか分からない細かい所まで知りたい!大阪工科の裏側まで知りたい!

そんな、大阪工科の学生だからこそ伝えられる皆様の疑問や質問に、お答えしていきたいと思います!

今回は、私が大阪工科の学生だからこそ発信することが出来る「大阪工科」の中身や、概要について発信していきたいと思います。

大阪工科のインターンについて

大阪工科でもそうですが、専門職大学という中でも、他の大学と比べて大きな差別化点である「インターン」の制度ですが、実際にどのような制度になっているのか気になるという方もいるのではないでしょうか。

今回はそんな大阪工科の「インターン」の制度についてお話していきたいと思います。

まず、インターンと言えば最初に思いつくのは“どこに行けるのか?”についてだと思います。

 

まず最初にこの疑問に答えます。答えは「わからない」になります。

 

はい。分かりません。どこに行けるのかについては全く分かっていません。

大阪工科のデジタルエンタテインメント学科では特に、ゲーム・アニメ・CG等の分野を学ぶ場所です。なのでインターン先もそういった所も専門に取り扱っている企業や会社へのインターンになると思いたいのですが…。

そこも含めて全く分かりません。

ですが時期については恐らくですが告知がされています。

2年の後期・3年の後期・4年の前期に3回、臨地実務実習という形で皆さんの言う所謂インターンが行われる事になります。

そして大学の制度としてのインターンは、その性質も大きくなります。

専門職大学でのインターンは、4年制大学であれば600時間以上のインターンが行われることになります。

更にそれらの期間は大学には一切行かず、20~30日の間インターン先の企業とを行き来する形になるようです。それらが3回あるので、合計600時間であり、1日8時間だと仮定すると15週という事で計算が合う形になります。

そしてこれらのインターンは、「講義」として扱われます。

講義という形をとる以上、そこには“単位”も“評点”も存在するというわけです。

評定の仕方については不明です。

そしてこれも未確認の情報ではありますが、恐らく大阪工科でのインターンは必修の講義扱いになると思われます。

つまり単位を落とせば進級が怪しくなってしまいます。

もちろん私自身がこの講義を受けたわけではないですし、まだインターンの講義が始まったわけでもありません。

この情報は変更される可能性もありますが、一応暫定として、かつ未確認の信憑性のない情報として胸の内に留めておいていただけると嬉しいです。

大阪工科の実務家教員について

大阪工科は専門職大学なので、専門職大学の特徴を大阪工科も持ち合わせています。

先ほどの「インターン制度」もそうなのですが、もう一つ挙げられるのは「実務家教員」の制度です。これも専門職大学の大きな特徴の1つとして挙げられます。

まず始めに、実務家教員について軽く触れたいと思います。

実務家教員の定義として、「専攻分野における概ね5年以上の実務の経験を有し、かつ高度の実務の能力を有する者」と文部科学省によって定められています。

そして実務家教員の制度として、専門職大学には4割以上の実務家教員の採用を一定のラインとしているという事です。

ですがこれは4割という事はなく、4割以上でも実務家教員を採用してもいいという事でもあります。

そして大阪工科では、約半数以上の教員が実務家教員として大阪工科に在籍しています。

一部例を挙げるのであれば、今村教授や手塚教授、岩崎准教授など様々な方が大阪工科のデジタルエンタテインメント学科の実務家教員として名を挙げることが出来ます。

では実務家教員がいい事だらけなのかと言えば必ずしもそうでもないとは思いますが、一部の方は教職の経験がある中で実務家教員として名を連ねている方もいらっしゃるので、大阪工科ではその辺はある程度対策されていると思います。

教員同士の連携について

はい。大阪工科で講義を受けていないと絶対に分からないのですが、教員同士の連携みたいなものに私自身凄く驚きました。

大学の講義のイメージは、どうしても1つ1つの講義が単独であり、講義同士での繋がりのような物はないように感じます。

また大学では多くの人数に講義を行うため、教授がただ淡々と講義を執り行ってその時間が終わる。みたいなものをイメージしていました。

ですが少人数での講義という事もあってか、実態はまるで違っていました。

ですが大阪工科では、「デジタル造形Ⅰ」と、「コンピュータグラフィックスⅠ」という同じCGを扱う2つの講義があります。

例えばこのCGの講義ですが、「コンピュータグラフィックスⅠ」の講義に、私達生徒に交じって「デジタル造形Ⅰ」を担当している松本准教授などが講義を見ていたりしています。

もちろん毎回かどうかは分からないのですが、ほとんどの講義を私達生徒と一緒に見ていたのを覚えています。

そしてデジタル造形Ⅰの講義で「ここコンピュータグラフィックスⅠでやったでしょ?」などと講師も他の講義の内容を把握していたりします。

もちろんこれはCGと同じジャンルだからこそではありますが、こうした教員同士の連携などは大阪工科では深く行われていると感じました。

他にも、他の講義に講師や教授がやってくることは大阪工科では割と日常茶飯事です。

例えば「ゲーム構成論」の講義や「デジタル造形Ⅰ」の講義に今村教授がやってきたり、「コンテンツデザイン概論」の講義に他の教授がやってきて講義を聞いたりなどです。

大阪工科では実務家教員が大勢いるという事もありますが、講義に別の教授がいて講義を聞いているという事はよくあります。

更に教員同士で連携されてるなぁ……。と感じたことはずばり、「成績の情報共有」です。

大阪工科では単位取得の条件が他の大学と比べて厳しいですし、単位を1つでも落とせば進級が怪しくなります。そのため教授や講師の方々も生徒の成績を常に把握されてました。

例えば英語とは全く違う講義の終わりに、「ああ、そういえば英語の課題大丈夫?」などと聞いてこられるぐらいには教員方が生徒の成績を把握しているんだなぁ…としみじみしながら少し怖くなりましたね。(笑)

基本的に成績など、生徒の講義以外の大学のあれこれを担当するのは担任になりますが、担任でなくても普通に他講義の成績であったりは常に共有されていたことは、凄く特徴的でした。

プレイスメントテストについて

大阪工科に入って最初にやる事の1つが「プレイスメントテスト」です。

このテストは、学力を測るために行われるテストで、点数によるメリット・デメリットや、点数による評定の変動は一切ありません。

テストはマーク方式で、4択にプラスして「わからない」という選択肢が含まれた5択です。

そしてテストの科目は「数学」「英語」「物理」の3つです。

数学はⅠ・AからⅢまでの全てが範囲で、物理も物理基礎から物理までの全範囲です。

そしてこれは大阪工科の全ての学生が受けます。文系・理系は関係ありません。

このテストは学力を測るためのテストです。もっと言えば分からない所・分かる所を大学側に伝えるテストという意味合いを持ちます。

なのでこのテストについて対策や勉強をする必要は一切ありませんが、“こういうテストもあるんだ”“こんなこともやってるんだ”と思ってもらえれば大丈夫です。

ですが、大阪工科では特に“絶対にやらないといけない科目”があります。

それが先ほども出ました「数学」「英語」「物理」です。

「補講」について

大阪工科では、1年前期全員を対象にした「補講」があります。

と言っても、成績が悪い生徒を対象に行う補講ではなく、参加は基本的に自由となっています。

そして、補講で何を学習するか?については、もう皆さん検討がついているかと思いますが、
「数学」「英語」「物理」です。

範囲は高校生の全ての範囲なので、プレイスメントテストの範囲と同じです。

そしてプレイスメントテストとこの補講は、ある程度連動しています。

プレイスメントテストで分からない・間違えた範囲の箇所を、第何回でやります。というのが事前に決まっているため、分からないところだけを補う形での参加が出来ます。

ですがここで「なぜこんなことするの?」と思われた方もいるかと思います。その理由は大きく分けて2つあります。

1つはここで学ぶ知識や技術の中には、先ほど出た3つの高校レベルでの知識が必要になってくるからです。

この大学には2つの学科がありますが、学部としては工学部です。工学系の知識を扱うためには、やはり数学・英語の力を使わなければならない場面が多々出てきます。

残る物理についてですが…。これも割と使います。理科という括りの中では、工学系は物理を一番多用するのではないでしょうか。

デジタルエンタテインメント学科も、物理を使います。はい、想像できないかもしれませんが、必ず必要になりますと教授の皆様方からも念を押されていますよ…。(笑)

もちろん情報工学科でも使うと思います。想像にはなりますが、デジタルエンタテインメント学科よりも使う機会は多いと思います。

そしてもう1つは、両学科だと思いますが後期の講義で「線形代数」・「解析学」が行われるからですね。受講していないので確かではありませんが、恐らく必修です。

この2つの講義は、高校の数学Ⅲレベルでのの微分・積分をやっていないと恐らくできません。そしてこれらの知識も両学科で必要になります。

ちなみにこれも本当に必要…?と思っているデジタルエンタテインメント学科志望の方もいらっしゃると思うので、参考までに以下のリンクをご覧ください。

こちらの記事はあの『ソニック』でお馴染みのセガが、社内勉強会用の数学資料を一般公開した際のものです。

はい、この資料には主に「線形代数」を取り扱っているそうです。さっきも出てきましたね。(笑)

そうなんです。あのセガでも必要としている知識という事なんです。

高校の理系知識は、情報工学科にも、デジタルエンタテインメント学科にも必要になる知識です。

学んでおいて損はありませんし、大阪工科でもこれらの講義は履修することがお分かりいただけたでしょうか。

他にも大阪工科の1年前期の全ての講義が知りたいという方は、ブログ内のこちらの記事も是非ご覧ください!

最後に

いかがだったでしょうか。

大阪工科の生徒にしか分からない所までしっかりお伝えするべく、インターンや実務家教員についてお伝えさせていただきました。

割と大阪工科の中身までしっかりと書かせてもらったつもりなんですが、これもやるの?あれもやるの?みたいな驚きが少しある記事になったのではないのでしょうか。

ですが先に分かってしまえばそれも含めて大阪工科という大学がどのような物なのか、より深く分かってくると思います!

 

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